給食室
当園の給食の特色は次のとおりです。
1、病児食、アレルギー食を含めた完全給食です。
2、すべての食事は薄味が基本です。手作りを中心にしています。
3、温かいものは温かく、冷たいものは冷たくの適温を目指します。
4、季節感を大切にし、多くの食材を使います。
5、食品添加物の少ないものを使用しています。
6、毎日の昼食とおやつは、玄関のサンプルケースに展示してありますのでご覧ください。
食事について
- 令和4年度は郷土料理を題材にした献立を計画しています。
- 離乳食は個々のお子さんの状況に合わせて、ご家庭、担任、栄養士とで話し合いながら進めて いきます。
- 食事は献立表に基づいてお出しします。材料の都合で多少献立を変更する場合があります。 献立表は毎月月初にお渡しします。
- 生野菜等の殺菌消毒には人体に負担のない安全な強酸性水を使用しています。
- 全職員は毎月、O−157などの腸内細菌検査を受けています。さらに、万が一の食中毒事故に 備え保険会社と契約しています。
- 給食について当園では子どもの心身の発達を考え以下のように考えています。
*食事の楽しさを知る。
*なんでも食べられる。
*自分で食べたいという意欲を育てる。
*クッキング活動を通じて子ども自身が食材にふれる
年齢別給食のねらい
第 二勝田保育園 令和4年度年齢別給食の計画
年 齢 | ね ら い | 留 意 点 |
0歳 | ・個々の発達に合わせて離乳食をすすめる。 ・食材本来の味を覚える。 ・自分で食べようとする気持ちを大切にする。 | ・ご家庭と連携をとり、個々人の発育状況に配慮する。 ・食品の種類や調理形態に配慮する。 ・手づかみ食べを肯定し十分に経験させる。 |
1歳 | ・自分でフォークやスプーンを使い意欲的に食べる。 ・よく噛み、味わって食べる。 ・椅子に座って落ち着いて食べる。 ・食事前後のあいさつをする。 | ・「自分でしたい」 子どもの気持ちを大切にする。 ・素材の大きさに留意する。(丸呑みをしないように) ・共食をして大人の食べる様子を見せる。 |
2歳 | ・よく噛み、味わう習慣を身に着ける。 ・食事のマナーを知る。 ・食事の適量を知る。 ・食材に興味を持つ。 | ・共食をして大人の食べる様子を見せる。 ・大人と一緒に食べることで、マナーや適量の感覚を身につける。 ・日常活動を通じて食材に興味を持つ。 |
3・4・5 歳 | ・好き嫌いなく食べる。 ・正しい姿勢で食べる。 ・食事のマナーを身につける。 ・クッキング活動を楽しむ。 ・スプーンから、徐々に箸に慣れる。 ・食材に親しみ、食べ物の大切さを知ることによって豊かな感性を育む。 ・食材にも、旬があることを知り、季節感を感じる。 ・協力して準備や片付けを行う。 ・食を通じて思いやりの気持ちを育む。 ・自ら作る、作ってみたいという気持ちを大切にする。 | ・食べることを無理強いせず、食の楽しさを大切にする。 ・食事のあいさつ、食器の持ち方、片付けなどを大人が一緒に行うことにより伝える。 ・保育室のクッキングコーナーの設置。 ・日常活動の中で生活技術を身につける。(野菜切りや、箸を使った活動など) ・栽培、収穫を行い、皆で分かち合って食べる。 ・季節感のある食材や献立に配慮する。 ・当番活動を行う。 ・縦割りの生活をすることにより、実体験で経験していく。 ・日常活動等でクッキングを積極的に行っていく。 |
期間別の給食のねらい
令和4年度 期間別給食の計画
期 間 | 給 食 の ね ら い | 留 意 点 |
4月〜 5月 | ・保育園での食事に慣れて楽しく食べることができる。 ・行事ごとの特色ある献立や季節の食材を楽しむ。 | ・食べ慣れたメニューを取り入れる。 ・季節の食材を取り入れ五感で感じる。 |
6月〜 9月 | ・食に関する話題を豊富に提供する。 ・暑さに負けない身体づくり。 | ・夏野菜等の栽培、収穫を子ども自身が行う。 ・適時水分補給を行い脱水症状に気をつける。 ・夏野菜を使ったメニューで夏バテを予防する。 ・特に食中毒に注意する。 |
10月〜 11月 | ・子ども自ら調理に参加することにより、作る楽しさ食べる楽しさを知る。 ・秋の味覚を楽しむ。 | ・日常活動のクッキングで、様々な食材に触れ興味を持つ。 ・年齢に応じた調理作業により、自分で作った満足感を味わう。 ・園庭で焼き芋、炊き出し等の実施。 ・流行性胃腸炎の流行が見られた場合には献立の変更等を行なう。 |
12月〜 3月 | ・風邪予防のメニューを工夫する。 ・食べ物の大切さを知り、調理する人への感謝の気持ちを育む。 ・一年間の成長を知る。 | ・ビタミン豊富で体の温まるメニューを取り入れる。 ・厨房の作業の見学。 ・看護師とも協力し年間の成長記録の作成。 |
* 上記の「年齢別給食のねらい」及び「期間別給食のねらい」を通じて、保育課程にある「食を営む力の基礎」を身に付けられるようにします。
* 全ての年齢、期間に共通している目標は「みんなで食べることの楽しさを知る」です。この目標は栄養素や栄養バランスを知ること以上に大切なことと考えています。
* 設定された「食に関する活動」ではなく、日常の活動において食物の栽培、観察画やコーナーによるクッキング活動を行います。
* 様々な活動を通じて、意欲を持って食に関る体験を積み重ね、食材や調理をする人への感謝の気持ちが育つような保育環境を構成します。
* 年間を通じた季節ごとの行事に対応した献立や、季節を感じられるような食材に触れることにより、食を楽しめるような配慮を心がけます。