たてわり保育
当園では3・4・5歳は「縦割り保育」という保育をしています。3歳から5歳までの子どもたちが年齢ごとに分かれる保育を「横割り保育」、異年齢の子どもが一緒に生活するものを「縦割り保育」といいます。異なる年齢の子どもたちが一緒に生活をすることはいろいろなメリットがあります。
昔のように地域に子どもが大勢いた時代は、人との関係を築く方法を自然に学ぶことができました。しかし少子化になった現代はそうはいきません。そこに「縦割り保育」という異年齢が一緒に生活する保育方法を選択する理由のひとつがあります。
モンテッソーリ保育
保育園で子どもたちは、その年齢にマッチした自由な活動に取り組んでいます。大きな子だけではなく、0歳や1歳の子でも自分で活動を選択しています。どの教具、教材で活動を行うかの選択権は子どもたちにあります。保育士からの多少の働きかけはありますが、どれも自分で選択した活動です。
私たちは、この「自由に選択できること」を大切に考えています。「自由に選択できること」により、強制的な学びや教え込みでは得ることのできない責任感や自発的な意欲を持つことができると考えています。しかし集団生活なので他の子に譲ることも時には必要になってきます。活動をしたい自分の気持ちと周りの状況に思いを配れる意志力が必要になってきます。ここに乳幼児が集団で生活する意義があると私たちは考えます。
インクルージョン保育
大人に様々な個性の方がいるように私たちの保育園にもじつにたくさんの個性を持った子ども達がいます。走るのは速いけど鉄棒が苦手な子、とても細かで精密な絵を描くけど友達とお話をするのが苦手な子、何でも食べられるけどお魚だけは食べられない子、他の子が大勢いると落ち着かず静かなお部屋が好きな子、泣き虫だけど、とびきりの笑顔を持っている子、音楽が聞こえると嬉しくて自然に体が動き出す子、得意なことはあまりないけど一緒にいる人を何だか嬉しい気持ちにさせる子など様々です。
私たちは色々な個性、性格の子ども達がいてよいと考えています。またこれが幸せだと考えています。「何かができなくてはいけません」「これでは保育園で一緒に生活できません」などと条件を付け、区別と差別ばかりになってしまったら、なんと住みづらく息苦しいことでしょう。
このような思いから30年以上前からハンデーキャップを持ったお子さんもみんなといっしょに生活をしています。入園を希望される方は保育園にお問い合わせください。